昔から梅は「医者いらず」と言われています。
梅干しは強力な抗菌力を持ち、成分のクエン酸で食欲増進や疲労回復、老化予防、殺菌、解毒
さらには食欲不振や下痢などに、抜群の効果があります。
クエン酸効果は、疲労を回復させて夏バテで弱った内臓を回復してくれるといわれていますが、
これは人間の体のクエン酸回路機能が正常に働くようになるからです。
クエン酸回路は、体の中のエネルギーを産出する機能の事で、体の中では糖質や脂肪がエネルギー
に変わるために、ビタミンB1が重要な働きをしています。この糖質と脂肪とビタミンB1によって
エネルギーを作り出す仕組みのことを言います。
この機能が順調に働くためには、クエン酸が必ず必要になるのです。
他にも、カルシウムの吸収を良くする働きもあるので、カルシウム不足にも梅干がピッタリです。
また熱中症を防ぐため、お茶や水などを飲んで、水分を補給しているからといって安心しては
いけません。汗で失われる塩分(ナトリウム)も補給しなければいけないのです。
塩分をとらなければ「熱けいれん」(熱中症の症状の1つ)を起こしてしまいます。
汗で失われた塩分やミネラルを摂取するためには塩分の吸収を助けるブドウ糖が必要でその
ふたつが一緒に摂取できる食品こそ「梅干」なのです。
梅干1個とお茶や水0.5~1リットルをとることで大体0.1~0.2%程度の塩分を摂取すること
ができます。
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